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2023/5/11
ネットワーク運用
更新 :
2023/5/11
Innovative Optical and Wireless Networkとはなにか

現代社会では、ますます高速かつ信頼性の高い通信インフラが求められています。ビジネスや個人の間でのデータ転送量は爆発的に増加し、新たな通信技術が必要とされています。ここで注目すべきなのが、「Innovative Optical and Wireless Network(革新的な光無線ネットワーク)」です。この技術は光通信と無線通信を統合し、驚異的な性能と柔軟性を提供することを目指した端末、ネットワーク、情報処理基盤の構想になります。Innovative Optical and Wireless NetworkはNTTが2019年に提唱した構想です。IOWN(アイオン)と略されます。本記事では、「Innovative Optical and Wireless Network」について記載していきます。
Innovative Optical and Wireless Networkとは何か?
「Innovative Optical and Wireless Network」とは、光通信技術と無線通信技術を組み合わせた次世代のネットワーク技術です。伝統的な通信技術の制約を乗り越え、高速・高容量のデータ転送と低遅延の通信を実現するための構想となります。「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」「デジタルツインコンピューティング(DTC)」「コグニティブ・ファウンデーション(CF)」の3つの主要技術分野から構成されるものです。
オールフォトニクス・ネットワーク(APN)は、フォトニクス(光)を使って情報を伝送する次世代の通信ネットワーク技術です。従来の電気信号の技術に比べて高速で大容量のデータ通信が可能であり、インターネットや携帯電話などの通信技術の進化に貢献しています。また消費電力も低くなることが特徴です。APNでは3つの大きな目標があります。「電力効率を100倍」「伝送容量を125倍」「エンド・ツー・エンド遅延を200分の1」になります。これらの目標を達成するための研修開発が進められています。
デジタルツインコンピューティングは現実のものをコンピュータ上で再現し、その動きや状態を詳しく調べることができる技術です。たとえば、車の運転や商品の製造など、いろんなことをシミュレーションして、より効率的になったり、安全性を高めたりすることができます。
コグニティブ・ファウンデーションは、様々なデータ(画像、音声、センサー等)を、高速・高精度で処理・分析し、必要な情報のみを取り出す技術のことであり、大量のデータから重要な情報を抽出する技術になります。
なぜこのテクノロジーが注目されているのか?

IT技術の進展により、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、AIなどの技術が急速に普及しています。これに伴い、既存のネットワークインフラでは需要に対応しきれなくなってきました。IOWNは、高速・高容量のデータ転送と低遅延の通信を実現し、新たなニーズに応える可能性を秘めているため、注目されています。
Innovative Optical and Wireless Networkの光通信技術における革新点
このテクノロジーでは、光通信技術が大幅に進化させることを目指しています。高密度波長分割多重化(DWDM)技術を導入することで、単一の光ファイバー上で複数の波長を同時に伝送できます。これにより、光ファイバーの帯域幅が飛躍的に増加し、膨大な量のデータを同時に転送することが可能になります。また、直交周波数多重化(OFDM)技術の応用により、複数の周波数を使用してデータを伝送できます。これにより、より効率的なデータ転送が可能となり、ノイズや干渉の影響を最小限に抑えることができます。これらの革新的な要素により、IOWNは高速・高容量のデータ転送と低遅延の通信を実現し、次世代の通信インフラを築く可能性を秘めています。
Innovative Optical and Wireless Networkの利点

まず第一に、高速・高容量のデータ転送が可能です。光通信技術と無線通信技術の統合により、大容量のデータを迅速かつ効率的に送信できます。これにより、ビジネスや個人の要求に応えるだけでなく、クラウドサービス、ストリーミング、ビッグデータ解析などの応用領域での革新的な成果が期待できます。
また、低遅延・高信頼性の通信が可能です。光ファイバーによる高速伝送と、無線通信の柔軟性を組み合わせることで、遅延時間を最小限に抑え、リアルタイムのデータ転送が実現します。これは、オンラインゲーミング、仮想現実、遠隔医療などの領域で特に重要です。
さらに、柔軟なネットワーク構築と管理が可能です。IOWNは、複数の通信方式を統合するため、ネットワークの設計や構築がより柔軟になります。さらに、ネットワークの監視や管理も効率的に行えるため、運用コストを削減することができます。
IOWNは、高速・高容量のデータ転送、低遅延・高信頼性の通信、柔軟なネットワーク構築と管理という利点を持ちます。これらの利点により、現代のデジタル社会において革新的なコネクティビティの実現が可能となります。
Innovative Optical and Wireless Networkは既に提供されているのか?
IOWNは2023年3月16日からNTT社が提供を始めています。「APN IOWN1.0」というサービス名になります。このサービスではネットワークの遅延が従来と比べて200分の1に削減できるとしています。提供価格は、オープン価格で月額198万円(税込)となっています。
参考:https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2303/03/news090.html
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